水垣でーす！！
今回も今週末のUFCの話をするのですが、今回はメインに【ドミニク・クルーズ】が出場するので、ドミニクの試合について書いていこうと思います。【ドミニク・クルーズ】は僕らの世代のキングなんです。ドミニクと最初に会ったのは僕がWECで世界戦を戦ったWEC40の時だったと思います。
この時はなんと、ドミニクが第５試合で水垣がメインイベントw今では信じられない試合順ですね！！ただこの時はそこまで印象はなかったんです。インパクトを受けたのは次に一緒になったWEC42の時です。
この時は、ドミニクがコメインで水垣はその２試合前、もう逆転です(笑）この時のドミニクの相手が【ジョセフ・ベナビデス】という選手で、WEC40で当時ビックネームだった【ジェフ・カラン】を圧倒した選手で、この試合を見て世界はヤバイなと感じたのが僕の北米デビューの戦慄な記憶のひとつだったんです。が、しかし！その次の大会でそのベナちゃんがドミニクに一方的にやられて、もうどうなってるんだ！ヤバイとこ来ちゃったなというのが、水垣25の夏です。ドミニクはその次の試合でWECの王者になり、この時からずっと【ドミニク・クルーズ】は僕の目標でした。この後WECはUFCに吸収されその時のWEC王者ドミニクが初代UFC王者に認定されてUFCバンタム級の歴史が始まります。この時水垣もちゃっかりUFCファイターになりました。
当時のWECは本当にめちゃくちゃハイレベルで、軽量級は凄い！UFCに負けない！デカイ奴には負けない！的な雰囲気があって最高の舞台で、僕が経験した団体の中で僕自身一番好きな団体にでした。UFCと契約するとそのレベルの高さに圧倒されてしまう選手も多いですが、僕はUFCに契約した時、WEC時代よりバンタム級の選手がUFCでは増えたので僕自身の感想としては少し楽になったんですw UFCが少し楽に感じるそれくらいWECのメンツは濃厚でした笑
この記事、僕がアメリカで練習してた時にドミニクのいるジムに行った時の記事でこの時はドミニクは怪我をしていてスパーは出来なかったのですが、自分のグローブつけるの手伝ってくれたり、ガチスパーで自分のコーナーについてアドバイスをくれたりと本当に人間的にも素晴らしい人でした。
そしてご存知の方もいるかもしれませんが、水垣、ドミニクと試合してます！たった61秒しか彼の前に立ってなかったですが自分の選手人生が凝縮された61秒でした。5連勝でずっと目標にしていた選手の前に立って61秒で散ったわけですが、最高の瞬間でした。。。もっとドミニクを味わいたかったけど忘れられない思い出です。先日【佐藤 天】選手がUFCの舞台で敗戦しました。久々にしっかりキャンプが出来て迎えられた試合でした。そして出たあの結果、あの試合を見ていてドミニクとの試合を思い出しました。そしたら翌週ドミニクが試合！この夏は【ドミニク・クルーズ】で頭がいっぱいw
今でも、【ドミニク・クルーズ】は僕の目標です。もちろん選手としてではなく解説者としてです！またドミニクに会った時はそれを彼に伝えて宣戦布告したいと思います笑
と、ここまできて何を書いてるんだっけなとwそう今週末のUFCのプレビューがドミニクとの思い出話になってしまいましたが、戻りたいと思います。そのドミニクの相手が【マルロン・ヴェラ】です。このヴェラの印象ですが僕にとって死神的存在ですwなぜか！？さかのぼる事2017年、ヴェラのUFC5戦目の試合、対戦相手は【ブラッド・ピケット】という選手でこの試合で引退を表明していました。ピケットもWEC時代からの選手で常に僕と近いところにいて、そのうち試合しそうだなと思いつつも結局なかった、そういう選手でした。その選手の引退試合そして彼の地元のイギリスで、終盤までややピケットがリード、優秀の美飾る目前にヴェラの戦慄のハイキックで大逆転。。。この試合もライブで解説していたのですが、本当に凍りついたというか、会場も静まり帰りました。そして去年は僕の大好きな【フランク・エドガー】を前蹴りでKO。。。ほんとに彼の足技の殺傷能力は高いです。最後の一瞬まで危険を感じる【マルロン・ヴェラ】の試合の緊張感はヤヴァイです！
【試合展望】怪我の影響もあり以前のような動きができなくなっているクルーズですが、その中でもランカー相手に連勝しています。以前のようなタックルの決定力も今はありませんが、それでもそれを意識させながらスタンドで戦ったりと、頭脳を駆使した戦い方が今のドミニクの魅力です。ただ元々ヴェラには足技や膝もありタックル入るのが怖い相手ではあると思います。こういう相手にドミニクはステップワーク&フェイントでバンバンテクダウンをとってきましたが、今のドミニクはのそ動き自体は全盛期のものではないと思います。意識させるための見せタックルにも危険のはらむ相手です。ドミニクの戦い方には注目しています。ヴェラサイドから見ると、とにかくスタンドキープで削っていく試合作りがいいのかなと、ヴェラの打撃のプレッシャーを受け続けると体力もメンタルも相当削られると思います。削れたところを仕留めにいくのではないでしょうか。蹴り、膝、前蹴りととにかく一瞬も気を抜けない攻撃を持っているヴェラ。見てる方も気を抜くと終わってるなんてこともあるので集中して観戦しましょう！！
思い出話で長くなりすぎましたが、他にも好カードあります！
プレリムは8月14日の日曜朝５時から、メインカードは８時からUFC FightPassで生中継になります。解説は水垣です！よろしくお願いします！
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